映画の前半、婚約が進行しているカップル・会社員の英二(高橋貞二)とデパート勤務のはる子(紙京子)が会話をする東京・日本橋の「島屋」の屋上。
現在は柵の手前に木が植えられている。
昔の日本映画には、成瀬映画も含めてデパートの屋上がよくロケーションに登場する。
若干形状は変っていたが、この階段は残っていた!
今から64年前の映画だ。
この屋上への出入口の形もほぼ映画当時のまま。
映画では写真の左側の椅子のあたりに檻がありなんと「象」が映る!
島屋のHPの記述によると、実際に日本橋店の屋上に
1950(昭和25年)から4年間いたそうで、その後上野動物園に引き取られた。
当時大変な人気だったとのこと。
紙京子は映画の中で島屋の社員という設定なので、この屋上のシーンの後
当時の島屋のエレベーター、店内、特別食堂の入り口などが映る。